日赤通りにある、鉄板焼フレンチ。
シェフの山下久さんは、かつてフレンチの名立たる名店で腕をみがいた男。
「魂のワンスプーン」の頃から、
いろんな番組でお世話になっている。
料理を目の前で見せてもらいながら、
いろんな料理うんちくを楽しめる、
僕にとって、かなり居心地のいいお店。
久さんの喋りも、つい聞き入ってしまう。
値段も手頃。
人気店とあって、早い時間は、なかなか予約が取れないのだが、
ラストーダーが深夜2時。
遅い時間は、わりと入れる。
まずは、岩手産の牡蠣を焼いていただく。
牡蠣。
よくスーパーに行くと、「加熱用」とか、「生食用」と書いて売られてる。
あれ、僕はずっと、生食用は新鮮で、
加熱用は、ちょっと古いものだと思っていた。
しかし、鮮度の違いではなく、
取った場所と、処理の仕方の違いらしい。
簡単に言うと、
うま味が強いのが加熱用で、
うま味が弱いのが生食用。
加熱用は、うま味が強い分、菌も多く、アタる可能性が高い。
生食用は、生で食べられるよう処理してあるので、
うま味が弱くはなってるが、安全。
で、それを知ってる、勇気あるシェフは、
加熱用を生で食う。
ビックリするぐらい美味いらしい。
それが癖になって、ある日、アタっちゃったんだって。
でも自業自得、文句は言えない(笑)。
そんな料理ウンチクを聞きながら、
極上の牡蠣をソテーでいただき、
そのあと食べた、この店の超人気メニュー、
ハンバーグ(写真)。
某番組の反響が大きく、一時は、「ハンバーグ屋か?」っていうほど、
みんな頼んだという(笑)。
極上の、宮崎牛の去勢牛。
そのサーロインやヒレ、
イベリコ豚や、
さらにフォアグラまで入ってる。
表面がほどよく焦げ、中は肉汁たっぷりの極上ミンチ。
そこに、赤ワインと焦がし玉ねぎとフォンドボーを
煮詰めて作った、特製ソースをかけ、いただくのだが、
そのソースが、芳ばしくて、たまらない。
このハンバーグとソースを、
ご飯にのっけて食べたら丼ぶり3杯いける、
ぐらい、濃厚で、うま味たっぷり(笑)
僕にとって、この店はエステのよう。
いろんな疲れが取れる気がする。
……そんなに疲れてないか(笑)
★お知らせ★
今夜リニューアル!
「嗚呼!花の料理人」
NTV系・深夜23:55~
ゲスト:和田アキコさん
一流料理人たちが、毎回ゲストをイメージし、
ゲストの目の前でコラボ料理を作ります。
まさに夢のレストランです!